子育て

【療育】どこで受けられる?選択肢や施設選びのポイントを解説!

一口に療育といっても内容は様々で、最近は発達支援や放課後デイサービスを担っている事業所も増えてきています。

その反面、早期療育が大切というわりに、それまでの道のりが大変だったり、数か月から年単位で待機を言い渡されている保護者の方も多いのではないでしょうか。

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私も例外なく、『1日でも早く療育に繋がりたい』という思いとは裏腹に、公的機関の療育は対象外だと言われ通えず途方に暮れて、自力で医療機関や民間の療育機関を探す日々を過ごしました。

待機の期間は第一難関といえるほど、辛い時間でした…。

読者の方
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療育の場ってたくさんあるけどどうやって選べばいいの?
読者の方
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待機の期間どうしてた?

今回は、療育が受けられる機関の選択肢、施設選びのポイント等のほか、待機期間にちょこなすが利用した療育以外の選択肢についても解説しています!

療育が受けられるところ

療育の選択肢

療育を行う施設には『通所型』と『入所型』がありますが、今回は通所型の療育施設について掘り下げていきます。

  • 通所型…児童発達支援、放課後デイサービス、保育所等訪問支援、医療型児童発達支援
  • 入所型…福祉型障害児入所施設、医療型障害児医療施設

通所型の療育施設は大別すると、『親と子が一緒に通うタイプ』、『子どもだけが通うタイプ』の2つがあります。

少しでも早く親子の心の負担を軽くする為に、まずは、療育が受けられる近くの施設を探してみましょう。

  1. 公的療育機関
  2. 民間の療育機関(児童発達支援・放課後デイサービス)(受給者証利用)
  3. 民間の療育機関(自費)
  4. 一部の医療機関
  5. 家庭療育

私たちは②の民間療育しかうけていないので比較はできないのが申し訳ないのですが、気になる事業所には必ず見学へ行かれることをおすすめします。いくつかの療育施設で話を聞き、子どもの状態に一番合うとこを選びましょう

①公的な療育機関とは

各地方自治体が担っている療育です。自治体によって在り方に違いがありますが、ちょこなすが住んでいる地域では療育園、療育教室があります。乳幼児健診で保健師などから勧められ、発達検査などを経て利用するパターンが多いようです。

公的療育機関は、多くの方に・広く・そして平等にサービスを提供する必要があるから等といった理由により、月2回程度の利用が上限のことが多いようです。

待機している子が多く、順番がなかなか回ってこなかったり、障がいの程度によってはふるいにかけられ利用できなかったり、利用できる期間に制限がある場合があるため、各地方自治体のホームページから制度を確認したり、直接問い合わせて事前に聞いておくのがいいかと思います。

②③民間の療育機関とは

民間法人などが担っている療育機関です。民間の療育機関には、「受給者証」を利用して自治体からの助成を受けて通所できる事業所と、自費で通う事業所があります。

事業所によっては人気のため空きがなく、通いたくても順番がなかなか回ってこないケースがあります。そういった場合、自費の療育を選択される保護者の方もおられます。

自費の民間療育は、費用は高くなりますが、その分手厚い家族支援も含まれていたり、他にはないプログラムが組まれ内容が充実している部分もあるのが魅力な場合があるようです。別途、入会金や施設利用料等が発生する場合があるので注意が必要ですが、どちらにしても、親子が納得した上で通所することが大切です。

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受給者証で通う場合、月あたりに通える日数の上限は、受給者証発行時に決められます。日数の増減も窓口に相談すれば変更可能です。

私たちは、多い時で月15回を上限にし、週2~3回療育に通所&保育所等訪問サービスを利用していました。

④医療機関の療育

一部の医療機関では、療育施設を運営しているところがあります。近隣の大きめの医療機関、または児童精神科のあるクリニック等でサービスを提供しているところがあるかもしれません。

息子が通院している病院でも、診察した上、主治医に相談し、利用対象と判断されればサービスを受けられます。

⑤家庭療育

家庭で行える療育なので、お子さんが安心できる生活環境の中で行える利点が大きいと思います。施設までの移動時間がないので時間を有効活用できるメリットもあります。

発達障がい児向けの療育をうたっている通信教育もありますし、無料でダウンロードできる教材や市販の書籍など豊富にある為、気軽に始めることができます。

しかし、親子だけで取り組むにはそれなりの労力が必要なため継続するのに根気がいること、金銭的負担も注意したいところです。

有名どころでは『天神』の通信教材があります。

幼児版は、モンテッソーリ教育の考えを採用された0歳から6歳までの知育教材です。タブレットでなぞって書く練習に対応、兄弟姉妹が3名まで無料で利用可能となっています。

小・中学生版は、教科書準拠で主要教科が1学年1教科から選べるので学びやすく、1学期から3学期分まで全部使えるので学力に合わせて学べます。小学生版は問題やヒントの読み上げ対応ありなのでLDのお子さんにも安心です。 先取り学習や戻り学習が自由自在、動画講座やプリント対応もあります。兄弟姉妹が何名でも無料で利用可能です。

\まずは資料請求をおすすめします/

0歳〜6歳の内容が自由に学べる、インターネット不要のデジタル学習教材【天神】幼児版

発達障害、グレーゾーンの子の勉強方法に「天神」

療育施設選びのポイント

民間の療育は運動に特化した事業所やプログラミングも学べる事業所など、特色は様々です。

選択肢がたくさんあるのはいいのですが、どの施設を選べばいいのか分からず困ったことがあります。

親子にとって無理のない選択ができるよう、下記のポイントも参考にご検討されることをおすすめします。

  • 個別療育か小集団療育か
  • 親子通所か子どもだけで通うのか
  • 学習面のサポートはあるか
  • OT(作業療法)・PT(理学療法)・ST(言語療法)・心理士は在籍しているか
  • お子さんに合った支援が受けられる内容を提供できる環境と人材が揃っているか
  • 通所のしやすさに問題はないか
  • きょうだいがいる場合、一緒に通所することは可能か
  • 家族支援(相談のしやすさ、勉強会、親の会など)はなされているか
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ご家庭によって求めているポイントは違ってくると思いますので、上記すべてが揃っている必要はありません。いくつかの療育施設で話を聞いて見学し、お子さんの状態に一番合うところを選ばれるといいと思います。

事業所によっては支援員の技量に大きく幅があるので、保護者が見極めることが必要になってきます。

親子にとって必要な支援が受けられる事業所を見つけるのは大変ですが、諦めずに取り組みたいところです。

保護者だけで探すのは大変ですので、障害児相談事業所や発達こどもセンターなどに相談して情報提供を依頼しましょう。

一般むけの学習塾・通信教育・習い事

発達障がい児の受け入れをうたっていない一般向けの学習塾や通信教育などの習い事も、選択肢としてアリだと思っています。

たとえば、通信教材すららは、学年に関係なくさかのぼり学習、先取り学習ができる「無学年式」のため、一人ひとりの学習の進み具合やつまずきに合わせて学習できます。自宅で1人でも質問いらずで進められるので、発達障害や不登校のお子さんにもおすすめです。



私たち親子は療育に繋がるまでに1年程時間がかかったのですが、療育に繋がるまでの待期期間にやってて良かったなと感じているものもあります。

これまで私たち親子が利用してきた一般向けの学習塾や通信教材、運動系の習い事をご紹介します!

一般向けの学習塾

くもん

息子は1年生の時にくもんの体験学習に行ったことがあります。

発達障がいがあることを事前にお伝えしましたが、受け入れてくれました。

お友達が通っていたのがきっかけで、自ら通いたいと言った息子でしたが、プリントの数が思ったより多かったこと、「解き直し」を言われることに対し、周りが思っている以上にショックを受ける特性が発動し、体験のみで終了しました。

SEIHA英語学院

2020年4月から、外国語(英語)の授業が小学校3・4年生を対象に必修化5・6年生を対象に教科化されたことはご存知ですか?

“放課後はゆっくりしたい”という息子の気持ちを尊重して辞めることとなりましたが、幼稚園のお友達の影響を受けて年長さんの時に息子が英会話に興味を持ったのをきっかけでSEIHAの英会話教室に年長~小3夏まで通いました。

約3年半ほど通い、息子なりにですが基礎知識は身についたため、ある程度の自信を持って学校の授業に取り組むことができています。(小学校の担任と支援担が教えてくれました!)

言葉の遅かった息子ですが、『宿題はできる範囲でOK』など講師の配慮もあり、息子のペースで楽しく英語に触れあうことができました。

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学校と宿題だけで疲労困憊&解き直しを言われるだけで傷ついてしまう息子には、毎日何枚もプリントを解くのはハードルが高く、残念ながらくもんは合いませんでした

学習塾は教室により指導者も違うので、もしかしたら息子に合う指導者に出会えていれば継続できたかもしれません。

通信教材

個人的にオススメなのが、通信教育の大手であるベネッセのこどもちゃれんじ、進研ゼミです。決してまわしもんではないので安心してください(笑)

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くもんが合わなかった息子ですが、こどもちゃれんじ・進研ゼミは現在進行形で利用しています。

こどもチャレンジ

毎月おもちゃが届くので嫌煙されている保護者の方もおられますが(私もでした・笑)、子ども達は発達段階に合ったおもちゃやDVDに夢中で、遊びながら自然と学べるのが特徴です。

息子は1歳から通信教育のベネッセ(こどもチャレンジ・進研ゼミを小3となった今も継続していて、定型児である娘も1歳から小1となった今も利用しています。

合う合わないは個人差があると思いますが、遊びながら自然と数を数えられるようになったり、ひらがなを書けるようになったので驚きました。なかでも「ひらがななぞりん」は息子が一番ハマった教材です。

ワークも一気にやっちゃうくらい楽しい内容のようです。私としては少しずつコツコツやって欲しいのですが(笑)。

DVDは幼稚園や療育に通う車の中でよく見ていました。何度見ても飽きないようで、息子も娘も大好きでした。

特に、年長さんの頃のDVDは、小学校へ通う心の準備にもなり、環境の変化に敏感な息子にとっても、意外と不安がりな娘にとっても、ためになる内容だったと感じています。

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また、知り合いの発達っ子ママさんの中には、実年齢よりも1学年下の教材を取り寄せて、お子さんの発達段階にあったものを利用している方もおられました。そのあたりの融通が利くのもいいですね!



進研ゼミ

こどもチャレンジの小学生版です。

教科書に合わせた内容のワーク(紙ベースとタブレット学習が選択可)なので、予習にも復習にもなり、学校生活にダイレクトに役立っていると感じています。

時々植物を育てるキットや実験セット等の教材が届くのですが、夏休みの宿題の自由研究や絵日記にも活用できて助かりました。

また、オンラインライブ授業、プログラミング、電子書籍約1000冊などが追加料金なしで利用できること、親が忙しくても子ども1人で取り組める点もおすすめする理由です。

タブレット学習に変更してから、息子がワークに取り組むとメールが届き、学習の進み具合や頑張ったポイントが把握できます。メールは返信もできるので、息子も喜んでくれています。

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息子は丸付けされ解き直しをするよう言われるととても傷つくタイプなのですが、小3からタブレット学習に変えてからはAI(赤ペン先生)が自動で採点してくれて、嫌がることなくスムーズに解き直しまでしています

息子曰く、優しく解き直しできるように誘導してくれるから泣かずに頑張れるそうです(厳しかったか…ごめんね息子よ…)。

私としても、息子の学習意欲を引き出してくれて解き直しもスムーズに取り組んでくれるようになった&丸付け作業の時間短縮ができるので、ストレスが軽減しました!



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お子さんによって合う合わないはあると思いますので、まずは資料請求をおすすめします!

一般向けの運動教室

運動全般が苦手な息子ですが、体を動かすことは大好きです。

これまでサッカー、体操、スイミング、陸上を習ってきました。

体操、スイミング

これに関しては私が通わせたくて通っていたのですが、息子は楽しめず、数か月で辞めることになりました。

しかし、小学校の授業で水泳が始まり、現在泳げないことで劣等感を抱く息子の姿があります。

DCD(発達性協調運動障がい)であるだろう息子にとって、努力次第でどうにかなる問題ではありませんので、クロールの習得を目指すのかどうか。慎重に考えていきたいと思っています。

サッカー

サッカーはこれまで2,3回始めては辞めてを繰り返してきたのですが、小3のときに障がい者サッカーに出会い、息子の無理のないペースで理解ある指導者のもとサッカーを楽しんでいます!

陸上

娘が体験教室へ行ったことをきっかけに息子も興味をもち、小3から始めました。

まだ始めて間もないのですが、走ることが好きな息子に合っていて、出会えてよかったなと思える習い事の一つです。

『非認知能力』を育むことに注力しているコーチも信頼できる指導者だと感じていますし、多学年の大人数で行われるため異学年交流のメリットも感じてます。

多種目スポーツスクールJJMIX

↑全国に展開されているスポーツスクールです。息子もこちらのアスレチックスクール(陸上)に入会しています。

「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」の指導方針のため、スポーツ未経験のお子さんでも安心して始めることができます。

一般的な野球教室の指導員はアルバイトやボランティアが多い中、多種目スポーツスクールJJMIXは「安全」「教育」「指導」の厳しい研修を受け責任を持ったプロ正社員がコーチを務めています。

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子どもの悩みや疑問についても担当指導員とのメールや電話でご相談することが可能なので、安心してお願いできます。

年中さんから小学6年生までの異学年交流も取り入れられえているので、子ども同士で学び教え合える環境づくりをされているところもとても気に入っています!

最後に

療育は多くの場合、一時的なものではなく生涯必要なものです。

息子は今のところ知的な遅れはないと言われており各種手帳の対象ではないのですが、確実に困っていて、言葉にならない生きづらさを抱えています。

そんな、息子のような方の支援は18歳以降、現段階では手厚くないのが現状なのかなと感じています。

しかし、どんな支援があるのか、まずは知ることから始まります。

日々情報をアップデートして、適切な支援に繋がれるように息子をサポートしていきたいと思っています。

一緒に、ほどほどに、やっていきましょう!

ちょこなす

最後まで読んで下さりありがとうございます!